みゆき先生!!
コッペリアについて!!昨日の続きを御願いします!!
みゆき先生
「※ここからは私の考察ですが。実は19世紀のヨーロッパ、パリ情勢と深く関わります。
19世紀ごろのパリオペラ座でのバレエ上演は、国民にとってすっごい楽しみでした。
パリの中心街にありますし、市民の日常生活とかけ離れた煌びやかな劇場だけど、比較的安価で楽しめる芸術であり、娯楽だったんですよ。
それを利用して、と言いますか、政府が国民からの支持を得るため『バレエの作品』を上演していたと思われます。
・この頃、パリ政府は市民からの不満をいろいろ抱えており、支持率が低下。まぁ。ベルばらの世界ですよ。
・それに加え、オペラ座では暗い話が続いてました・・・ついでに、パリオペの人気も下がってた・・・。
→思いっきりハッピーな話にして、国民の支持を得よう( ´艸`)!!
・コッペリアが初演された1870年フランスはドイツと戦争中でした。
はい。普仏戦争です。
→こりゃ、ドイツ舞台にハッピーエンドな話は出来ないですね!
・それに加えて、その時代ドイツと戦争中だった事もあり、フランスの人達はドイツより東の国の事を知らずにおりました。
と言うか外国に行けなかったんですよ。
『近隣国への憧れ』特に『東欧への憧れ』があったんのです。
・またポーランドはドイツやオーストリアに領土を乗っ取られたりと虐められてはおりまして・・・
そんなこんなで、宿敵ドイツ(オーストリア)に虐められてるポーランド
・=フランスの味方!?
みたいな感じで、そこを舞台にしたバレエを上演することで、国民の支持を得ようとしたのですね(-_-#)
・話せばいろいろありますが、支持を得るためにパリ市民にとって『親近感』の沸く作品にしたかと思われます。
なので、、、主人公も庶民。結婚相手も庶民。
海外に憧れのある市民のためにポーランドを舞台にした上で、ボレロやマズルカを取り入れ。
※民族舞踊の要素をバレエで初めて取り入れたのはコッペリアだと言われています。
平和を願う市民のために、戦いの踊りの後に、平和の踊りで締めくくる。
という場面設定にしたんじゃないかなぁと考察されます。
コッペリアを始め、バレエ作品ってその背景の歴史・地理・文化が深く影響してるんですよ。
こうやって背景を知ると、作品の理解にも役立ちますよね~♪
長くなりましたが、お読み頂きましてありがとうございます❤
私の私見なので、これが正解ではないかも知れませんが、正解がはっきりしてない分、一人一人解釈が違ってもいいかなぁと思います✨
こんな感じで、実は私バレエマニアやったりします(笑)
これからもいろいろ研究も頑張ります✨
ということで明日も朝8時〜【はじめてのバレエ】クラスで御待ちしております☆
大阪でバレエするならクラスワン教室☆